- uchiumi - の割引制度について

リトルプレス - uchiumi - では、割引制度を導入しています。


本来、日本では書籍は定価で販売されています。
それは書き手・作り手の尊厳を守り、流通の安定と多様な表現の持続可能性を支えるための仕組みであると認識しています。

リトルプレス - uchiumi - もまた、この制度が果たしてきた役割を尊重します。

定価販売は、価格競争によって声の小さな書き手や、商業的に不利なテーマが切り捨てられることを防ぐための、文化的インフラとしての側面があると考えています。


それでも割引を行う理由

一方で、書籍が「読まれること」そのものを目的とする以上、経済的な理由によって手に取ることが阻まれる状況を看過することもできません。

- uchiumi - が割引を設けるのは、「読む資格」を所得によって選別しないためです。


割引の種類とその背景

- uchiumi - では、2種類の割引を用意しています。

(システムの関係上、同時に利用することはできません。)


★障害者割引(定価の2割引) クーポンコード:disability

障害のある方々は、しばしば低賃金・不安定な労働条件に置かれています。また、障害があるゆえの追加のコストを捻出せざるを得ない状況に置かれていることもあります。

これらは個人の努力や能力の問題ではなく、社会構造の問題です。

- uchiumi - では、障害を社会モデルで捉えています。そのため、クーポンコードを「disability」としました。

障害とは、個人の状態ではなく、社会的障壁との関係によって生じるものだと考えています。

そのため、

 ・障害者手帳・障害年金支給の有無

 ・障害の等級

 ・医学的診断の有無

によって割引の可否を判断しません。

障害者と認定されていなくても、障害の等級が割り振られていなくても、社会的・環境的な障壁によって生活上の困難が生じているのであれば、障害者割引を利用して問題ありません。

必要な方が、自己判断・自己申告でご利用いただけます。証明は必要ありません。


★学生割引(定価の2割引) クーポンコード:student

学生の方々の本分は、学業であると思っています。アルバイトなどの仕事の経験も、社会に触れる貴重な体験であるとは思いますが、それが前提となってしまうことには慎重でありたいと考えています。

学ぶことに時間やエネルギーを割くこと自体が、すでに大きな負荷となっている場合も少なくありません。

また、経済的・身体的・精神的等の理由から、働くことが難しい、あるいは働かない選択をせざるを得ない学生もいます。

- uchiumi - では、学生がそうした事情を説明することなく、本にアクセスできることを大切にしたいと考えます。

学齢期・社会人学生を問わず、また一条校かどうか、現在在籍しているかどうかも問いません。

学業に向き合う立場にあり、本への支出が構造的に難しい状況にある場合、遠慮なく学生割引をご利用ください。こちらも証明は必要ありません。


定価で購入できる方へ

割引制度は、読むことが経済条件によって妨げられやすい状況に対する、最小限の調整として設けています。
一方で、制作には、書くこと、編集すること、組むこと、刷ることといった確かな労力と時間が必要です。
通常価格で購入できる方がその選択をすることで、割引制度と制作の継続が、どちらも成り立ちます。
定価で購入できる方は、可能な範囲で定価で購入いただければ幸いです。


※本ページの内容は、2025年12月30日現在の情報です。
制度の内容は、予告なく変更・改訂、追加、または終了することがあります。